
田原豊道監修
荻山貴美子著

マントラ
キールタン
CD付
池田書店
\1,500+税
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まえがきより
(略)・・・私は、最初から一貫して、身(からだ)から心(こころ)へ、 すなわち、ハタ・ヨーガからラージャ・ヨーガへ、でした。そして、心から身へ、すなわち、
ラージャ・ヨーガからハタ・ヨーガへ、だったのです。 今も、いよいよその信念を強くしております。・・・(略)
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(略)・・・今日では、ヨーガはディヤーナそのものであると考えています。その瞑想法は三つ。 調身はアーサナ(正坐法)、調息はプラーナーヤーマ(呼吸法)、
この二つは今までと変わりがないようですが、これが瞑想(ディヤーナ)そのものだととらえることが重大です。 そして調心はスヴァディヤーヤ(読誦法)。これがディヤーナ(瞑想)への一番の近道でもあるのです。
もちろん、この三つが一つであることが、今日の「田原豊道のヨーガの世界」です。・・・(略)
田原 豊道
あとがきより
私とヨーガの出会いは大学在学中までさかのぼります。 元来、病弱だった私は、かねてより主治医の先生からヨーガを薦められていました。・・・(略)
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(略)・・・ある春の日、桜の美しさにふと足をとめて、しばし見とれていた自分自身に気がつきました。 それまでの私は自然の美しさに目をやることすら忘れていたのです。その頃からでしょうか。
体調がすっかりよくなってきたのは。・・・(略)
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(略)・・・田原先生のお薦めもあり、私はインド全般にわたる思想や哲学の理論に関しては長いこと、 東方学院で中村元先生や前田専学先生、宮元啓一先生にご指導いただいてきました。
『バガヴァッド・ギーター』や「インド神話」については上村勝彦先生に、 「唯識」については太田久紀先生のご指導を仰いで参りました。したがって、
本書は諸先生方の文献を参考にしております。 また、サティヤーナンダ師の Bihar School Of Yoga の教本や ヨーガヴァースィティの渡辺臣先生の通信講座なども参考にさせていただきました。・・・(略)
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(略)・・・ヨーガにはたくさんの流儀流派があるでしょう。 選択は自由です。 この道と決めたからには、まっすぐ進むというのが、私の生き方のようです。・・・
(略)
荻山 貴美子
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